STORY
読谷村の街角にある小さな洋菓子店さんー。
御菓子御殿の歴史はそこから始まりました。
1979年の創業から40年余。
沖縄で長い間主食だった芋を、
お菓子として開発した紅いもタルトは、
全国で知られる沖縄みやげの定番となり、
夢だったお菓子のお城「御菓子御殿」を
つくることも実現しました。
ひょっとしたら「お土産屋さん」の
イメージが強いかもしれませんが、
御菓子御殿はずっとお菓子屋さん。
「お菓子で人々を幸せにしたい」
という熱い想いを胸に、
沖縄の素材を生かしたおいしい
お菓子を作り続けている会社です。
そんな私たちの「これまで」と
「これから」を聞いてください。
御菓子御殿の歴史はそこから始まりました。
1979年の創業から40年余。
沖縄で長い間主食だった芋を、
お菓子として開発した紅いもタルトは、
全国で知られる沖縄みやげの定番となり、
夢だったお菓子のお城「御菓子御殿」を
つくることも実現しました。
ひょっとしたら「お土産屋さん」の
イメージが強いかもしれませんが、
御菓子御殿はずっとお菓子屋さん。
「お菓子で人々を幸せにしたい」
という熱い想いを胸に、
沖縄の素材を生かしたおいしい
お菓子を作り続けている会社です。
そんな私たちの「これまで」と
「これから」を聞いてください。
STORY
1979〜
始まりは街の洋菓子屋さん
復帰後まもない米軍統治下の影響が色濃く残るころ、当社はドーナツやチョコレートケーキ、アップルパイなどアメリカのお菓子を作る洋菓子屋さんを営んでいました。店の営業が軌道に乗ったある日、村の商工会から紅芋を使ったお菓子を作ってほしいという依頼が舞い込みました。読谷の土の成分の影響で、実が鮮やかな紫色になる紅芋。その特産品を使って村おこしのきっかけにしたい、というお話でした。
1983〜
主食をお菓子に?
開発に乗り出してみたものの、沖縄では戦前から芋は主食。芋のお菓子など見たことがありません。材料の紅芋を仕入れるのもひと苦労で、直接畑に出向いて農家さん一軒一軒と交渉を重ねました。全てが手探りの取り組みの中、試行錯誤を経て芋をかたどった舟形のタルト生地の上に、紅芋のペーストを波打つように絞り出し、畑で芋の葉がサワサワと揺れる様子を表現した「紅いもタルト」が完成しました。
1995〜
紅いもタルト
ヒットまで10年かかった
ヒットまで10年かかった
実は、完成してから紅いもタルトが全国的なヒット商品となるまでにも時間がかかりました。こつこつと10年作り続けて、飛行機の茶菓子として採用されたのが転機となりました。客室乗務員やバスガイドの方の間で評判が広がったことで、読谷の小さなお菓子屋さんまで大型観光バスに乗ったお客さまがやって来るように。県内外からの製造ラインの見学者も増えていきました。
2001
夢だったお菓子のお城を実現
創業したころからの夢だった、お菓子のお城をつくろうと動いたのはそのころです。前例のない計画のため融資がなかなか決まらず、実現まで5年もかかった大事業でした。お土産を販売するだけではなく、それまで手絞りだった製造ラインを自動化し、誰でも気軽に見学できる「見える工場」を備えました。地元の方にも楽しんでほしくて単品での販売も行い、レストランも併設しました。沖縄のお城ということで首里城を模した外観の「御菓子御殿」が2001年、恩納村にオープンしました。
オープン直後の危機
地元のお客さまが救う
地元のお客さまが救う
ところが開店3カ月後の2001年9月、アメリカで同時多発テロの影響による風評被害で沖縄旅行のキャンセルが相次ぎ、観光業界は深刻な不況に見舞われました。当社もオープンに備えて従業員を70人雇用している中で、修学旅行生や観光客の来店がストップする状況に陥りました。
そんなピンチを救ってくれたのは、地元の方々でした。「見える工場が面白い」「お菓子がおいしい」とお店の評判が口コミで広がり、地元の方が来店して買い物や食事を楽しんでくれました。地元のみなさまに支えてもらっている、ということを実感できた出来事でした。
そんなピンチを救ってくれたのは、地元の方々でした。「見える工場が面白い」「お菓子がおいしい」とお店の評判が口コミで広がり、地元の方が来店して買い物や食事を楽しんでくれました。地元のみなさまに支えてもらっている、ということを実感できた出来事でした。
2002〜2019
従業員530名の大企業に
お菓子のお城はどんどん増え、10店舗を数えるようになりました。おいしいお菓子はもちろん沖縄の文化や歴史、楽しいことや美しいものを丸ごと伝えるお店にしたいと、全席オーシャンビューの「展望レストラン美ら海」や、恐竜と会える体験施設「DINO恐竜PARKやんばる亜熱帯の森」などの施設を次々と展開しています。沖縄の素材を生かした商品の開発も重ね、300種類以上のラインナップを揃えるようになりました。
店舗の拡大に合わせて従業員も530名まで増えました。
店舗の拡大に合わせて従業員も530名まで増えました。
2019〜
コロナ禍を乗り越え
あらためて得た確信
あらためて得た確信
順調に成長を続けていた2019年末、コロナ禍が観光業界を直撃しました。業績が悪化する中でも従業員の給与は支払い続けたものの離職者が相次ぎ、350名まで減ってしまいました。苦しい状況ではありましたが、人手が減った分を設備の導入やデジタルの活用、そして知恵で補い、商品を作り続けました。
その結果利益が出るようになり、スタッフの給与や賞与を大きく上げることができました。「よい商品をどんどん作ることがお客さまとスタッフを笑顔にし、幸せにつながる」という確信をあらためて得ることができました。
その結果利益が出るようになり、スタッフの給与や賞与を大きく上げることができました。「よい商品をどんどん作ることがお客さまとスタッフを笑顔にし、幸せにつながる」という確信をあらためて得ることができました。
未来
沖縄発のお菓子を世界へ
「お菓子はタイムマシン」。紅いもタルトを食べて、沖縄の旅の思い出がよみがえったことを作文に書いた小学生のお客さまの言葉です。お菓子は人を笑顔にする力、幸せにする力があります。私たちはそんなお菓子作りに携われることを誇りに思っています。
御菓子御殿はこれからも、やりたいことがたくさんあります。沖縄発のお菓子を県外、そして海外に広げていくこと。テーマパークみたいなお菓子の村をつくること。生産農家ともっと連携することや食材の開発ー。これまで、一つひとつ夢を叶えてきた私たちだからこそ、必ず実現できると信じています。
御菓子御殿はこれからも、やりたいことがたくさんあります。沖縄発のお菓子を県外、そして海外に広げていくこと。テーマパークみたいなお菓子の村をつくること。生産農家ともっと連携することや食材の開発ー。これまで、一つひとつ夢を叶えてきた私たちだからこそ、必ず実現できると信じています。
ここまで読んでいただいたみなさま、
どうでしょう。
ワクワクしていませんか?
ぜひ一緒に、
夢に向かって挑戦しましょう!
どうでしょう。
ワクワクしていませんか?
ぜひ一緒に、
夢に向かって挑戦しましょう!
